緑の少年団は、次代を担う子供たちが、緑と親しみ、緑を愛し、緑を守り育てる活動を通じて、ふるさとを愛し、そして人を愛する心豊かな人間に育っていくことを目的とした団体です。
顕彰・発表
次の世代を担う青少年の緑化活動の中核的な活動を行っている「緑の少年団」の活動の充実、発展に資するため、優れた活動を行っている団体を選抜し表彰しています。
- みどりの奨励賞
- 育成功労賞(個人・団体)
など
各緑の少年団が自分たちの活動内容や成果を発表し、相互研鑽を図るため、各地域で活動発表大会が行われています。また、全国育樹祭の併催行事として、毎年「全国緑の少年団活動発表大会」が開催されています。
相互交流
- 都道府県やブロックでの交流集会
各地域の「緑の少年団」の交流事業として、「緑の少年団交流大会」(北海道で開催)、「東海地区みどりの少年団(隊)サマージャンボリー」(愛知、岐阜、三重の持ち回りで開催)などが行われています。
- 国際交流事業
国際交流事業では、全国の緑の少年団員及び指導者が参加し、日本とロシア両国の青少年が豊かな自然環境の中で交流活動・協働生活 を通じて、相互の理解と連携を深め、自然を愛し緑を守り育てる心を育み、日ロ両国の友好親善の輪を広げることを目的に、日本とロシアで交互に実施されています。
活動支援
自然に親しみ緑を愛し、守り、育て、人を愛する心を育てようとする緑の少年団に対し、国土緑化推進機構および各都道府県緑化推進委員会では、助成事業を実施しています。詳細については、お問合せください。
緑の少年団の活動
森林づくり体験・学習活動
森林体験活動や、生き物調べ、巣箱設置などの環境学習活動のほか、木工・竹細工・クラフトなどの体験を行っています。
奉仕活動
街頭での緑の募金の呼びかけや、地域の花壇の手入れ・清掃など、積極的に奉仕活動を行っています。そ の他、全国植樹祭や全国育樹祭など緑化行事にも参加しています。
レクリエーション活動
ネイチャーゲームやツリークライミングなど、森林をフィールドとしたレクリエーション活動を行っています。また、野外キャンプや登山体験なども行っています。
緑の少年団の生い立ち
誕生 | 昭和35年 | 国土緑化推進委員会が「グリーン・スカウト」の名称で緑化を実践する少年団の結成を呼びかけ、各地で少年団が誕生しました。 |
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成長 | 昭和44年 | 秋田県から「緑の少年団の結成について」の提案があり、以後各県で緑の少年団が結成され団数も著しく増加しました。 |
昭和49年 | 第25回全国植樹祭(岩手県)に緑の少年団が参加し、全国的に注目を集め、全国各地で緑の少年団の結成に拍車がかかりました。 | |
発展 | 昭和50年代 | 緑の少年団の成長に伴い、昭和50年代になって「都道府県連盟」の組織化がはじまりました。 |
平成元年 | 緑の少年団は2000団体、団員も18万人と大きく成長しましたが、「みどりの日」の制定を機に、さらに、少年団活動の内容充実や相互の連携強化を図ることを目的として、同年、「全国緑の少年団連盟」が設立されました。 | |
平成28年 | 現在(平成28年1月)の団体規模は、3421団体、約33万人となっています。 |
緑の少年団への入会及び団結成の申込み方法について
各都道府県緑化推進委員会にお問合せください。
※兵庫県・山口県の方は、以下にお問合せください。
【兵庫県】兵庫県緑の少年団連盟 TEL.078-362-3613
【山口県】山口県緑の少年隊連絡協議会 TEL.083-933-3060
緑の少年団ユニフォーム・みどりの手帳の購入について
緑の少年団ユニフォーム
緑の少年団ユニフォームを販売しております。
みどりの手帳
自然観察の手引きから森のしくみ、林業体験、キャンプのやり方など、どんな野外活動にも対応できるポケット手帳。