「緑の少年団」は森林環境教育活動や奉仕活動等、森を育て、自然を守る活動を行っている団体であり、緑化運動に欠かすことのできない団体として、林野庁においても活動の活性化を図ることとされています。2020年度から、小学校では「主体的・対話的で深い学び(アクティブ・ラーニング)」や、地域資源を活用して教科横断的な学習等を重視した新たな「学習指導要領」が導入され、新たな「教科書」に基づいた授業がはじまります。“森林”は体験学習から調べ学習、問題解決学習等が行いやすく、教科横断性等があることから、学校教育の題材としての有効性は高まってくると言え、「緑の少年団」をはじめとして、森林環境教育・森林ESDの促進の可能性が期待されます。
さらに、これまでの国民参加の森林づくり等を通して、全国で森林NPOや森林インストラクター等が育成される中で、「緑の少年団」や学校等を支援できる担い手は充実しつつあります。こうした中で、新たな「学習指導要領」と「教科書」に対応させて、「森林環境教育・森林ESD」が効果的に実施されるよう、都道府県レベル・市町村レベルの支援体制の充実や、担い手育成、プログラム開発等を促進し、「緑の少年団」を活性化するために、全国セミナーを開催しました。110名の参加者のみなさんと、2日間じっくり学び、考える機会となりました。
2020年2月には、関西地区にてセミナーを開催予定です。詳細については、また別途お知らせします。
開催概要
日 時 | 2019年8月29日(木)13:30~17:30、30日(金)9:30~12:00 | ||
---|---|---|---|
場 所 | 「TKP市ヶ谷カンファレンスセンター」ホール5C(〒162-0844東京都新宿区市谷八幡町8) | ||
アクセス |
JR・地下鉄各線「市ヶ谷」駅より徒歩1分 |
||
参加対象 | ~こんな人にオススメです~ ① 都道府県や市町村レベルで、学校での「緑の少年団」や「森林環境教育・森林ESD」の促進を行う組織のスタッフ |
||
定 員 | 100名 (応募者多数の場合は、先着順とします) | ||
参加費 | 無 料(但し、宿泊費・食費・懇親会費等の実費は自己負担) | ||
主 催 | (公社)国土緑化推進機構 | ||
共 催 | 全国緑の少年団連盟 |
内 容
「森林環境教育・森林ESD」「緑の少年団」推進全国セミナー
~「学習指導要領」改訂・「地域学校協働活動」導入を踏まえた促進策を学ぶ~
◆1日目【8月29日(木)】 |
|
---|---|
○新たな「学習指導要領」とそれに対応した「教科書」の記載内容の紹介や、学校への「出前授業」や「体験活動」の受入のモデル事例から、今後、 「緑の少年団」をはじめとして「森林環境教育・森林ESD」を促進する上で必要となる理論や手法、枠組みを学びます。 |
|
開会挨拶 |
沖 修司((公社)国土緑化推進機構 専務理事) |
基調報告 (タイトルは仮) |
(1)「新たな「学習指導要領」における「森林」の位置付けとその重要性」 (2)「「主体的・対話的で深い学び」を支える自然体験活動の意義」 |
概要報告 |
(1)「森林環境教育・緑の少年団等の支援施策の状況」 (2)「新たな「小学校教科書」における森林に関する記述と授業展開の可能性」 |
事例報告 (タイトルは仮) |
(1)県レベルの受入拠点づくり (2)市レベルの受入拠点づくり (3)県レベルの出前講座の仕組みづくり (4)県レベルの出前講座の仕組みづくり |
質疑応答・ まとめ |
(コメンテーター)木下 仁(林野庁 森林利用課 山村振興・緑化推進室長) |
閉会 | 交流会(希望者のみ。会場周辺で18時~20時) |
◆2日目【8月30日(金)】 | |
---|---|
○ 今後の「森林環境教育・森林ESD」を広く学校等に定着するためには、教科等を意識して、学校に「出前授業」を行う仕組みと、 林間学校・移動 |
|
開会 |
開会挨拶・オリエンテーション |
分科会内容紹介(ショートプレゼンテーション) |
【分科会1】教科等と連動した「教室・校庭等」でのプログラムを考える」 【分科会2】「教科等と連動した「集団宿泊的行事(林間学校・移動教室等)」のプログラムを考える」 【分科会3】「青少年教育施設・森林総合利用施設等を活用した、「森林体験活動」受入の仕組みを考える」 【分科会4】「森林NPO・森林インストラクター等と連携した、学校への「出前授業」の仕組みを考える」 |
ワークショップ |
【セッション1】所属地域での当該テーマの取組状況・課題の共有 ●ワークショップの検討内容の発表・共有 |
まとめ・今後に向けて |
|
閉会 |
◆活動紹介スペース |
---|
○ 自治体・関係団体、森林NPO・インストラクター等が取り組む「森林環境教育・森林ESD」の支援の枠組みや取組内容の紹介する |
[募集対象]「森林環境教育・森林ESD」の支援体制・事業を行う自治体・団体・森林NPO/インストラクター等 |
お問い合わせ先
公益社団法人国土緑化推進機構 政策企画部 [担当:矢島・木俣・冨永]
〒102-0093 東京都千代田区平河町2-7-4 砂防会館別館5階
TEL:03-3262-8437 FAX:03-3264-3974
E-mail:comis@green.or.jp