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冊子『子どもたちと森のステキな出会いのために 森林体験学習活動を安全に行うためのQ&A』を制作いたしました。

 ボランティア精神に支えられた森林を守り育てる活動が、森林ボランティア・NPO団体や企業などによって多様な広がりを見せる中で、子どもたちを対象とした森林環境学習活動に対する関心や期待が高まりつつあります。
 また、次世代を担う子どもたちが、森林とのふれあいを通じて、緑を愛し、守り、育てる心を養うことを目的として発足した「緑の少年団」の活動についても、全国的な広がりを有するものとなっており、その役割に対する期待が一層高まっています。
 さらに、学校教育の現場において自然体験活動の促進が義務教育における目的の一つとして規定されたこと等を契機として、森林をフィールドとした体験学習活動を導入しようとする気運が高まりつつあります。
しかし、子どもたちを対象とした体験活動を森林の中で行わせる場合には、転落や落石・落枝、あるいはハチ刺されやウルシかぶれ、さらには近年増加しているマダニ被害など様々な危険性に対する備えをしておかなければなりません。
 「子どもたちと森のステキな出会いのために」と題した本冊子は、子どもたちが森のなかに入って、自分の目で見て、耳で聞いて、手で触れて、香りを嗅いで、感動と学びとそして、たくましく生きていくための知恵を身につけてくれることを共通の願いとして、森林体験学習活動に関わる専門家の方々が、各々のご経験やお知恵を惜しみなく提供してくださり制作されたものです。
 本冊子の制作にご協力いただきました多くの皆様に深く感謝申し上げます。
 本冊子が、活動による事故のリスクを限りなくゼロに近づけようと日々努力されている数多くの方々に少しでもお役に立つことができれば幸甚です。

平成27年8月
公益社団法人 国土緑化推進機構
専務理事 梶谷 辰哉

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