平成21年度「森づくり活動安全確保・技術習得支援事業」の実施について

近年、企業や学校、他分野のNPO等を含めて、新たに多様な主体が森づくり活動を開始するなど、国民参加の森 林づくりは参加者層の裾野が広がりを見せています。また、企業や学校等の組織的な参加という、大人数の初心者による森づくり活動の受入が希望されるケース も増加しています。
この様な中で、全国各地で実践的な森づくり活動を行っている既存の森林NPO・ボランティア団体等が、国民参加の森林づくり活動に対応し、かつ安全確保 に重点が置かれた森づくり活動の作業技術・技能や指導技術・技能（以下「安全技術・技能」という。）に基づいて森づくり活動を実施したり、企業や学校・他 分野のNPOへの森づくり活動の指導・助言等が行ったりできるような環境整備を図ることが要請されています。
さらに、各地で大人数の初心者の森づくり活動への参加を受け入れるために、①複数の森林NPO・ボランティア団体等が団体間で相互学習やスキルアップを 図ることで、効果的に安全技術・技能の習得を可能としたり、②一定の平準化した安全技術・技能を共有することで、複数団体が連携した活動実施や指導・助言 等が行ったりできるように、地域（都道府県或いはブロックレベル）において「国民参加の森林づくり」に係る活動を行うNPO・ボランティア団体及びその指 導・助言を行う団体等により構成される組織（以下「地域協議会」という。）の設置を通した、安全確保・技術習得の促進が期待されています。
そこで、昨年に続き多様な団体等が参画できる地域協議会により実施される、国民参加の森林づくり活動に対応した安全確保や安全技術・技能の習得を図る研 修（以下「安全技術・技能研修」という。）を公募し、選定された地域協議会等による研修の実施に必要な経費を支援します。