森林保全・管理技術研究会
「津波と海岸林に関するシンポジウム」
趣旨
平成23年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震は、近来にない大規模な津波を発生させ、500kmに及ぶ沿岸部に未曾有の被害をもたらしました。海岸林は、古来、津波の勢いを減速させることなどにより、後背地の農地、建物等への被害を軽減させる機能を有するといわれています。しかるに、今回の津波では、海岸林の被害も甚大でありました。
森林保全・管理技術研究会は、今後の東日本大震災の復旧にあたって、海岸林のあり方が重要な課題となることに鑑み、津波と海岸林に関する資料、文献を収集・分析するとともに、復旧計画における海岸林の位置づけ、被災地における海岸林造成技術等について調査検討してきたところであります。
今回、研究会の調査報告書を取りまとめたところであり、これを機会に調査研究の成果を広く専門技術者だけでなく一般の方にもお示しし、ご意見、ご指導を頂きたく本シンポジウムを企画したところであります。是非ご参加いただきたくご案内致します。
シンポジウムの内容
(1)話題提供
*テーマ
① 津波と海岸林に関する資料、文献、研究成果について
② 東北地方太平洋地震による海岸林の効果と被害について
③ 復旧計画の中での海岸林のあり方について
④ 津波被災跡地等における海岸林の造成、改良技術について
⑤ ボラティア活動のための海岸林植栽の手引きについて
*話題提供者
北原 曜:信州大学教授
大野 亮一:国土防災技術株式会社
河合 英二:元森林総合研究所領域長
藤森 隆郎:元森林総合研究所部長
渡邊 悦夫:株式会社森林テクニクス
越智 士郎:東京大学生産技術研究所特任研究員
(2)海岸林復旧に関する提言
弘中 義夫:森林保全管理技術研究会事務局長
(3)話題提供者及び参加者による討論会
座長:北原 曜
参加者定員:150名程度
参加料 :無料
参加申込 :参加希望者は①氏名②連絡先(電話番号)③森林分野CPD会員は会員番号を明記して下記の参加申込先へお申し込み下さい。電話での申し込みも受付けます。
なお、参加申込後に事務局から特段の連絡がない場合は参加を受諾したことになります。
シンポジウム終了後話題提供者等を含めて意見交換会を開催しますので、参加を希望される方は合わせてお申し込み下さい。(会費:3、000円)
参加申込先:国土防災技術(株) 山田 清、渡辺 起子
TEL:03-3432-3546 FAX:03-3432-3576
E-Mail:watanabe-y@jce.co.jp
開催日程 | 平成24年1月30日(月)13:00~17:00 |
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場所 | ハーネル仙台(仙台市青葉区) |
主催 | 森林保全・管理技術研究会/事務局:森林技術コンサルタンツ協議会 |
共催 | 公益社団法人国土緑化推進機構・一般社団法人森林・自然環境技術者教育会 |