2013年から、温室効果ガスの吸収源として、建築物や家具等における木材の炭素固定量が計上されることになりました。また、木材は断熱性や調湿性により省エネ効果を発揮することから、地球環境保全に向けた木材利用への期待が高まっています。また、都市化やIT化によりストレス社会が進展している現代においては、五感を通して心と身体を癒し、健康性や知的生産性を高める“木の良さ”が再評価されています。
これまで、全国的にCSRとしての「企業の森」や「社有林」の整備が取り組まれていますが、CSV時代を迎える中で、地球環境保全への貢献とともに、従業員や顧客等の快適環境の形成にも寄与する、オフィスや店舗等における内装や家具等の木質化が拡がっています。さらに、地方が有する豊かな森林資源を活かして「都市での木づかい」を進めることは、「地方創生」に大いに貢献できる取組であるといえます。そこで、「企業の森」や「地域の森」を活かして、オフィス・店舗等の木質化を図ることで、多様な主体による豊かな森づくりの裾野を拡げていくために、日本最大級の環境展示会「エコプロダクツ2014」の同時開催行事としてシンポジウムを開催します。
内容・スケジュール
開会挨拶
林野庁 代表者
基調講演
『新たなCSVとしての「都市での木づかい」のススメ ~木材利用による低炭素性・健康性・知的生産性のコベネフィットの見える化~』
伊香賀 俊治(慶應義塾大学 教授)
概要報告
『新たに拡がる、「企業の森」を活かした「都市での木づかい」~“オフィス・店舗での木づかい”の先進事例紹介』
丸川 裕之(日本プロジェクト産業協議会/JAPIC 専務理事)
事例報告
《報告1》
『三菱地所グループの森林CSV~研修施設や注文住宅、マンション等での木材利用(仮題)』
三菱地所
《報告2》
『地域に根付いた森づくりと、店舗の内装・家具等への地域材利用』
京都銀行
《報告3》
『「企業の森」の活動と間伐材を活用した店舗づくり』
オンワードホールディング
パネルディスカッション
『新たなCSVとしての 森とつながる「都市での木づかい」の可能性』
《モデレーター》
宮林 茂幸(東京農業大学 教授)
《パネリスト》
三菱地所、京都銀行、オンワードホールディングス、林野庁、日本プロジェクト産業協議会
開催概要
【定 員】 約350名(定員になり次第、申込を締め切ります)
【申 込】 下記サイトの申込フォームから、お申込み下さい。
http://www.mori-zukuri.jp/contents/event/ecopro2014sympo.html
【問合先】 美しい森林づくり全国推進会議 事務局
TEL:03-3262-8437 E-mail:toiawase@b-forest.org
関連情報
本シンポジウムは、日本最大級の環境展示会『エコプロダクツ2014』(12月11~13日)の同時開催行事として実施します。同展示会内では『森林からはじまるエコライフ展』を実施し、本シンポジウムの他、森づくり・木づかいに取り組む約50の企業・NPO等が出展する「テーマゾーン」の設定、会場のエントランスやメインステージ、お休み処等の「木質化」、メインステージでの「トークショー」や「スタンプラリー」等も開催しますので、こちらも併せてご参加ください。
《詳しくは・・・》http://eco-pro.com/eco2014/
皆様のご参加をお待ちしております。
開催日程 | 2014年12月11日(木) 14:00~16:30 |
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場所 | 『東京ビッグサイト』レセプションホールA(東京都江東区有明3−11−1) |
主催 | 美しい森林づくり全国推進会議、林業復活・森林再生を推進する国民会議 |
美しい森林づくり全国推進会議 事務局
TEL:03-3262-8437 E-mail:toiawase@b-forest.org